2024.09.07
宿泊業界の未来 「時代と共に歩む」 ～ 宿泊施設のおすすめDXツール「鍵編」 ～
皆様こんにちは！
今回は宿泊業界の未来編ということで、今後、DX(デジタルトランスフォーメーション)システムを新規開業に合わせて導入検討されているホテル様や、人手不足を補うために、導入を決意される旅館様も多いのではないでしょうか。
今回は『ルームキーのDX化』に焦点をあて、「どのようなメリットが挙げられるか」や企業・サービスの紹介をいたします。
ルームキーのDXで得られるメリット
・効率性の向上とコスト削減
スタッフがフロントでルームキーを手渡す時間を短縮出来る。
また、QRコードなどで管理する場合、物理的なルームキーの管理や再発行における手間やコストを削減。
・お客様の利便性を向上
スマートフォンを使って部屋の施錠・解錠が出来るためチェックイン・チェックアウトがスムーズに行える。
フロントでの待ち時間が無くなるので、お客様満足度向上に繋がる。
・セキュリティの強化
物理的な鍵を使用するシステムに比べて、紛失や盗難のリスクを減らすことができ、デジタルキーを使った不正アクセスに対してもログやモニタリングを行うことが可能。また、キーの再発行も迅速に行える。
・環境への配慮
プラスチック製のルームキーを減らすことで、環境負荷の低減に寄与。持続可能性への取組が評価され、エコ志向のお客様にアピールが可能。
ルームキーのDXを実現することで、宿泊施設とお客様の双方にメリットがあります。
デジタルキーのサービスを提供している企業
・リモートロック（公式サイト：https://remotelock.kke.co.jp/)
株式会社構造技研研究所が提供している、一元管理ができるクラウド型入室管理システム「リモートロック」です。
遠隔操作で鍵の施錠や解錠ができるスマートロックの1つで、物理的な鍵を使わずに、スマートフォンやパソコンから鍵の操作が可能で、ホテルや民泊だけでなく、オフィスなどでの利用が広がっています。
そんなリモートロックの特徴は主に以下となります。
1.キーの共有
一時的に鍵を開ける権限を他のユーザーに共有でき、鍵を手渡す必要がありません。これにより、ホテルや民泊での無人チェックインや、社員の出入りを効率的に管理することができます。
2.セキュリティ向上
ログ機能が搭載されており、誰がいつ鍵を開け閉めしたかの記録が残るため、セキュリティの観点からも信頼性が高いです。
3.予約システムとの連携
ホテルや民泊において、予約システムと連携し、チェックイン時刻に合わせて自動的に鍵を解錠したり、チェックアウト後に自動で施錠することが可能です。これにより、スタッフの負担が減り、お客様の利便性も向上します。
4.バッテリー駆動
スマートロックは電池で動作し、バッテリー残量が低くなると通知が来るため、突然使えなくなるリスクも軽減されます。
更に、サイトコントローラーとの連携により、予約時に暗証番号を自動発行出来るため、かぎの受け渡しを自動化が可能です。
物理キーのサービスを提供している企業
・Keycafe （公式サイト：https://www.keycafe.com/ja）
最後にご紹介するのは、キーカフェ・ジャパン合同会社が提供している、物理的な鍵の管理と共有を簡単に行うためのクラウドベースのシステムです。民泊やホテルだけでなく、オフィス、さらには個人の住宅での鍵の受け渡しに活用されています。専用のキオスク（鍵の受け渡しステーション）やスマートボックスを使って、鍵の管理を効率化します。
そんなkeycafeの特徴は主に以下となります。
1. 鍵の遠隔管理
Keycafeはクラウドシステムと連携しており、スマートフォンやPCを使って、遠隔から物理的な鍵の受け渡しや回収を管理できます。これにより、直接会うことなく鍵の受け渡しが可能です。
2. 一時的なアクセス権の共有
鍵のアクセス権を一時的に他のユーザーにシェアできます。これにより、友人やゲスト、清掃スタッフなどに簡単に鍵を渡すことができ、限られた時間のみアクセスを許可することも可能です。
3. 通知機能とログ記録
誰がいつ鍵を取ったか、預けたかをリアルタイムで確認できる通知機能があります。さらに、利用履歴が記録されるため、セキュリティ面でも安心です。
4. 24時間利用可能
キオスクやスマートボックスを利用することで、24時間いつでも鍵の受け渡しができるため、時間の制約が無く、お客様にとって利便性が高いため、遅い時間のチェックインやチェックアウトが可能になり、特に宿泊業界において無人運営を実現できます。
まとめ
今回は宿泊施設における、DX「鍵編」をご紹介いたしました。
新規開業予定でどのシステムを導入すれば良いかお悩みの宿泊施設様や、既存の体制に新しい風を吹き込み、人的負担を軽減したい宿泊施設様にとって最適なシステムです。
DXシステムの導入を検討されている場合は、ぜひ本記事が参考になれば幸いです。
